ホラー映画における世界三大クソ映画達(個人見解) - うさぎ野郎のホラー劇場

なかなか梅雨が明けぬ2020年7月みなさんいかがお過ごしでしょうか?

自粛期間も相まって自宅での映画を楽しんでいた方も多かったのではないでしょうか?

様々なジャンルの映画がたくさんある中で、なかなかクソ映画達に手を伸ばす物好きはあまり多くはないでしょうが、それでもクソ映画を見てひどい目に遭っておきますと、


とてもほどよい話の肴になるのですよ!



そんなわけで今回は

これだけ見ておけば大体大丈夫!(多分)
世界三大クソ映画をご紹介しましょう!

※さらっと見ておけばと言っておりますがどの作品も最後まで見るのはかなり難易度高いですのでご了承ください。

この世には

「不朽の駄作」

と呼ばれております作品と

「史上最低の映画」

と呼ばれております作品が2本あります!

以上の3本をうさぎ野郎的に

「世界三大クソ映画」とします。

まずは一本め!

「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」


不朽の駄作と呼ばれた、突然変異で人を襲うようになったトマトのホラー映画です。

果たしてホラー映画のジャンルでいいのかはわかりませんが、有名な作品なので知ってる方も多いのではないでしょうか?

冒頭「ヒッチコックの「鳥」という映画だって公開当初はみんなに笑われたんだぜ!でも本当に鳥が襲ってくる事件があったからは誰も笑わなくなったんだ!」的な事を抜かしてきやがります。

そのうちにトマトが襲ってくるかもよ!というような事でしょうか?何言ってるのでしょうか?


内容は本当にひどく、とっても低予算の映画だったようでとにかくリアルトマトをカメラフレームの外からぶん投げるだけの映画!

巨大化したトマトとのバトルは巨大トマトのハリボテの台車やら車輪やら見えちゃいけないものが見えまくるリアリティの概念をお客に問うグダグダバトル!

ついでに言うと最初に墜落するヘリコプターは映画のための演出ではなくてガチの事故らしい!そのまま使用させていただきました!

延々とボケ続けるツッコミ不在のアホ垂れ流し展開は何回も見ているあたしも後半クッタクタに疲れますので最後まで見るのはかなりの精神力を要しますよ!

アタック・オブ・ザ・キラー・トマト 
映画史に燦然と輝く普及の駄作!Z級映画とはこれ!
【うさぎ野郎の映画紹介#24】




二本目!


「プラン9・フロム・アウタースペース」


こちらの映画は「史上最低の映画」の一本になっておりまして、撮影された監督のエド・ウッドさんも「史上最低の映画監督」と言われております。

宇宙から謎の宇宙人がやってきて死体を蘇らせてよく分からなくなる話!


出演には戦前ホラー映画の大スター!

「ドラキュラ」役で有名なベラ・ルゴシさん!

撮影二週間でルゴシさんは亡くなってしまわれたため、遺作となってしまいました!
しかしまだまだ出演予定のシーンがありましたので、

エド・ウッド監督は他の映画からルゴシさんの映像を引っ張り出してきたり、

一度撮った映像を何度も何度も使い回したり明らかに別人の代役を建てたりと、

何とも本編に集中できない不自然な映像満載!

あと使い回したルゴシさんのシーンには後ろに知らない車が走りまくっているのでその車達も何度も何度も出演しますよ♪


このプラン9・フロム・アウタースペースもなかなかの役者泣かせ、観客泣かせのリアリティ欠如があります。

クラシックな白黒の映像はとってもよろしいのですが、

灰皿を裏がしたようなUFOに明らかにつっている糸が見えたり、

墓場の墓石が完全にダンボールだったり、

宇宙船内が家電のゴミ見たいのが置いてるだけだったり

もうちょっとどうにかならんかったのか…

資金を調達するために出演者全員をなんか別の宗教に改宗させたとか言うとんでもないエピソードもあったり史上最低の名に恥じぬクソ映画です!

プラン9・フロム・アウタースペース  
最低の映画監督エド・ウッドが作り上げた史上最低の映画の一翼!
【うさぎ野郎の映画紹介#64】




三本目!

「死霊の盆踊り」


こいつは大分やべーやつです!

墓場にやってきたカップルが死霊達につかまり、延々と盆踊りと見せられる映画!

映画の内容はほぼありません!80%が死霊と呼ばれる女達による裸踊りによって構成されております!

一度踊り出すとかなり長い時間踊っているので途中でトイレなど行ったり、食事など用意しに行っても話に置いていかれることはありません!

語り部の人がやたら偉そうに深みのない意味のない面白くない事をカンペをチラチラ見ながらだらだら喋るので一体誰が脚本家なのだろうと思ったらこちらの脚本もエド・ウッドさんによる作品でした!激烈に納得しました!



空模様が昼になったり夜になったり前後の繋がりなんて完全に無視している潔さ!

途中語り部の部下として出てくる狼男とミイラ男がなんか悪ノリのコスプレの人みたい!古典のユニバーサルモンスターズなめんな!

死霊達が完全にカメラを意識して踊っているので立ち位置がどう頑張ってもバラエティ番組みたいになってしまっていて全然映画見ている感じがしない!

死霊達に振り分けられている設定が見た目とも踊りともリンクしていないので無くてもいい。

ラストは夢落ち

などなど様々なヤベー要素がてんこ盛りの今作です!90分をドブに捨てる勇気があればこんなに楽しい話しのネタはありませんよ!


死霊の盆踊り
踊る阿呆に見る阿呆!永遠に語り継がれる史上最低の映画の一翼!
【うさぎ野郎の映画紹介#36】


以上今回は三作品紹介させていただきました!

少しでもこれらの作品の魅力(?)が伝わっておりましたら幸いでございます!

youtubeチャンネルの方ではもっとたくさんの作品を紹介しておりますので是非ともご覧くださいませ!

→「うさぎ野郎のホラー劇場


コメント

多陽亭里漫 さんの投稿…
アレ、『ロボット・モンスター』は? 『魔の巣』は?
…とも思いましたが、
私の考える真のクソホラー映画は『モンスター・ア・ゴーゴー』です。
なにしろかのHGルイス監督が…誰あろう『2000人の狂人』や『血の魔術師』は臆面もなく自慢しているハーシェル・ゴードン・ルイス監督がですよ…
自分が関わった事を恥じてクレジットを消したという曰く付きです

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