1922年の吸血鬼映画とその撮影の裏側を描いた2000年の吸血鬼映画! - うさぎ野郎のホラー劇場
いきなりですがみなさん
ドラキュラ好きですよね?
どうもお世話になっております、うさぎ野郎です。
今回はみんな大好きドラキュラ物の映画のお話をさせていただきたいと思っております!
約100年前の1922年に吸血鬼物の元祖と言われる映画がありまして、その約80年後の2000年にその映画のある噂をもとに、当時の撮影風景を映画化した作品があるのです!
とっても興味深いでしょう?
あたしが子供の頃は「悪魔城ドラキュラ」と言うファミコンのゲームがありまして散々っぱらプレイさせていただきました!
ちなみにフランケンやらミイラやらお馴染みのユニバーサル怪物達とは嫌と言うほど戦いましたが、ラスボスのドラキュラとは一度も会っていませんでしたのでそれほどドラキュラ感は味わえていなかったかもしれません!もっとゲームがうまかったらよかったのに!
悪魔城のドラキュラのほかには怪物くんのお供のザマスなどが思いつきますが、ホラー映画好きのあたしとしては、
1931年
「魔人ドラキュラ」
やはりベラ・ルゴシさん主演のこちらのユニバーサル映画が最もドラキュラたるドラキュラかなーと思っております。
こちらのドラキュラ伯爵がスマッシュヒットしましたルゴシさんは戦前ホラーの大スターになるのですが、色々ありましてその後大変な人生を歩まれてしまいましたね。
それはまた別の機会にお話しさせていただきますが!
紹介アニメ動画はこちら→
「魔人ドラキュラ」
※ネタバレを含みます!
1922年
「吸血鬼ノスフェラトゥ」
実は吸血鬼映画の元祖と言われていおります映画はその9年ほど前の1922年のサイレント映画です。
およそ100年くらい前の映画ですね!びっくり!
若い方の中には「サイレント映画とは何ぞ?」と言う方もいらっしゃるかもしれませんので簡単に説明しますと、
映画史の初期の作品は音声を入れる技術がまだなかったので、

こんな感じで映像の後にセリフがテキストで表示されておりました!
全く音がないのでサイレント映画です。別で音楽を流したりはあったようですが!
※サイレント映画に横で解説を入れる活弁士と言うやつは日本独自の文化みたいですね。
実はこちらの「吸血鬼ノスフェラトゥ」、本当はブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」の映画化の予定だったらしいのですが、許可が下りず、
ドラキュラのタイトルをノスフェラトゥに、
ドラキュラ伯爵の名前をオルロック伯爵に変えて制作された映画です。
なので内容はあんまり「吸血鬼ドラキュラ」と変わりませんよ!
※そんな努力も報われずドラキュラの権利もとから訴えられてしまったようですが…
ドラキュラがコウモリや狼のイメージなのに対してオルロック伯爵はネズミのイメージだったようです。
サイレント映画の荒いフィルムの映像によるところもあるのでしょうが、その不気味なオルロック伯爵の姿は「こいつ、本物の怪物なんじゃないのか?」と言う噂がたったぐらいだったようですよ!
紹介アニメ動画はこちら!→
「吸血鬼ノスフェラトゥ」
※ネタバレを含みます!
2000年
「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」
実はそんな吸血鬼ノスフェラトゥの噂が約80年後の2000年に映画化されております!
出演にはジョン・マルコビッチさんやウィレム・デフォーさんなど豪華な面々!
サイレント映画の名監督F・W・ムルナウさんは「吸血鬼ノスフェラトゥ」撮影のためにマックス・シュレックという本物のヴァンパイアを連れてきたのだった〜!
映画など全くみたこともない吸血鬼を含めた撮影風景はホラーというよりも何だかほのぼのしていて面白いです。
どちらかというとコメディ寄りの映画になっておりまして、気楽に見れますぞ!
「吸血鬼ノスフェラトゥ」のシーンもたくさん使われていて、本編見た後だと分かるシーンがたくさんあり楽しめますよ!
何百年も生きてきた吸血鬼が現代について行けていない憂いがよく表現されておりましてドラマも面白く良い出来!
ウィレム・デフォーさん演じるマックス・シュレックの容姿はほぼ完全再現で大変見ものですよ!
派手なシーンなどなく比較的淡々とした名優同士の演技やり合いが続く見応えある作品です!アカデミー賞にもノミネートされている良作映画!
しかしこちらの映画はなぜかあまり話に出ないのは何でなんでしょうかね?
紹介アニメ動画→
「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」
※ネタバレを含みます!
100年前の元祖吸血鬼映画と、そちらの裏話を映画化した20年前の作品!合わせて鑑賞されてはいかがでしょうか!?
※ちなみにマックス・シュレックさんは他の映画にも多数出演しておりますので吸血鬼ではないと思います。
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